読書日記

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幕末史

   幕末史

   半藤一利 新潮文庫

 

幕末史 (新潮文庫)

幕末史 (新潮文庫)

 

 

 本書は、大学の特別講座として語られた講義をもとに文章にまとめられているので、読みやすいものとなってます。

 1853年(嘉永六年)の黒船来航から始まり、統帥権が確立した1878年明治11年)までを時系列に語っています。「はじめの章」で述べてますが戦前の皇国史観の「薩長史観」ではなく、「反薩長史観」で貫かれているところが特徴です。

 

内容紹介

嘉永六年(一八五三)六月、ペリー率いる米艦隊が浦賀沖に出現。役人たちは周章狼狽する。やがて京の都はテロに震えだし、坂本龍馬も非業の死を遂げる。将軍慶喜は朝敵となり、江戸城は開城、戊辰戦争が起こる。新政府が樹立され、下野した西郷隆盛西南戦争で城山の地に没す―。波乱に満ち溢れた二十五年間と歴史を動かした様々な男たちを、著者独自の切り口で、語り尽くす。

著者紹介

1930(昭和5)年、東京生れ。東京大学卒業後、文藝春秋に入社。「週刊文春「文藝春秋」編集長、専務取締役などを経て、作家となる。1993(平成5)年、『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、1998年、『ノモンハンの夏』で山本七平賞を受賞する。2006年、『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』で、毎日出版文化賞特別賞を受賞。『決定版 日本のいちばん長い日』『聖断―昭和天皇鈴木貫太郎―』『山本五十六』『ソ連満洲に侵攻した夏』『清張さんと司馬さん』『隅田川の向う側』『あの戦争と日本人』『日露戦争史1』など多数の著書がある。

目次

はじめの章 「御瓦解」と「御一新」
第一章    幕末のいちばん長い日
第ニ章    攘夷派・開国派・一橋派・紀伊
第三章    和宮降嫁と公武合体
第四章    テロに震撼する京の町
第五章    すさまじき権力闘争
第六章    皇国の御為に砕身尽力
第七章    将軍死す、天皇も死す
第八章    徳川慶喜、ついに朝敵となる
第九章    勝海舟西郷隆盛
第十章    戊辰戦争の戦死者たち
第十一章   新政府の海図なしの船出
第十二章   国民皆兵と不平士族
第十三章   西郷どん、城山に死す
結びの章   だれもいなくなった後

あとがき

参考文献

「幕末史」関連年表