ふしぎなキリスト教
内容紹介
キリスト教がわからないと、現代日本社会もわからない――。
イエスは神なのか、人なのか。
GODと日本人の神様は何が違うか?
どうして現代世界はキリスト教由来の文明がスタンダードになっているのか?
知っているつもりがじつは謎だらけ……
日本を代表する二人の社会学者が徹底対論!
著者紹介
橋爪 大三郎(はしづめ・だいさぶろう)
1948年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京工業大学教授。社会学者。著書に『はじめての構造主義』『はじめての言語ゲーム』(ともに講談社現代新書)、『世界がわかる宗教社会学入門』(ちくま文庫)などがある。
大澤 真幸(おおさわ・まさち)
1958年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学助教授、京都大学教授を歴任。著書に『ナショナリズムの由来』(講談社、毎日出版文化賞受賞)、『「正義」を考える』(NHK出版新書)、『量子の社会哲学』(講談社)などがある。
目次
まえがき
第1部 一神教を理解する―起源としてのユダヤ教(ユダヤ教とキリスト教はどこが違うか;一神教のGodと多神教の神様;ユダヤ教はいかにして成立したか ほか)
第2部 イエス・キリストとは何か(「ふしぎ」の核心;なぜ福音書が複数あるのか;奇蹟の真相 ほか)
第3部 いかに「西洋」をつくったか(聖霊とは何か;教義は公会議で決まる;ローマ・カトリックと東方正教 ほか)
あとがき
文献案内