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自ら考える力に目覚める

  14歳の君へ

  どう考えどう生きるか

  池田 晶子 毎日新聞社 

14歳の君へ―どう考えどう生きるか

14歳の君へ―どう考えどう生きるか

 

内容紹介

確かな言葉でつづられた<人生の教科書>

前著『14歳からの哲学』では、かなり原理的なところから、ものごとの考え方を説き起こしたので、本書は、もう少しやわらかく、ある意味では読みやすく、エッセイふうに書いてみました。(「あとがき」より)

なぜ人は生きるのか? 何のために、生きるのか? 混乱しきったこの世界で、君はどうやって生きていけばいいだろう。「友愛」「個性」「社会」「戦争」「言葉」……いま、考えておきたい16のこと。迷っている心に、自ら考える力を。確かな言葉でつづられた<人生の教科書>

著者紹介

池田 晶子(いけだ・あきこ)

(1960-2007)1960年東京生まれ。文筆家。慶応大学文学部哲学科卒業。専門用語を使わず、哲学するとはどういうことかを日常の言葉で語る「哲学エッセイ」を確立した。2007年2月23日、死去。著書『知ることより考えること』『勝っても負けても―41歳からの哲学―』『41歳からの哲学』『2001年哲学の旅』『死と生きる―獄中哲学対話―』(以上、すべて新潮社)、『14歳の君へ』(毎日新聞社)、『14歳からの哲学』『人生のほんとう』(以上、トランスビュー)、『新・考えるヒント』(講談社)など。

目次

  はじめに 14歳の君へ

1 ほんとうの自分 ほんとうの友達

   友愛 個性 性別 意見 

2 考えれば知ることができる

   勉学 歴史 社会 道徳

3 君は「誰」なのだろう?

   戦争 自然 宇宙 宗教

4 どう考え どう生きるか

   言葉 お金 幸福 人生 

  あとがき 保護者ならびに先生方へ