読書案内

お薦めの本を紹介します

現代の資本主義社会を生き抜く最強の武器

   希望の資本論

私たちは資本主義の限界にどう向き合うのか

   池上 彰 X 佐藤 優 朝日文庫

希望の資本論 (朝日文庫)

希望の資本論 (朝日文庫)

 

 内容紹介

資本主義が行き詰まりを見せる中、どう生きればよいのか。
マルクスの『資本論』を、資本主義を相対化し、
過酷な現代社会を生き延びるための実践の書として読み解く。
現代日本の知の水先案内人、
池上彰さんと佐藤優さんの最強タッグによる共著。

【内容】
閉塞感と焦燥感で混迷を極める現代。
私たちは資本主義の矛盾や限界にどう向きあっていけばいいのか? 

現代日本の知の水先案内人、池上彰佐藤優が、
トマ・ピケティの『21世紀の資本』の世界的大ヒットなどで
にわかに注目を集めるマルクスの『資本論』を、
革命の書としてではなく、資本主義を相対化し過酷な社会のなかで
生き延びるための指南の書として読み解く。

いま、『資本論』を読む意味とは? 
資本論』からみえる現代日本は? 
幸せな資本主義は可能か? 
資本主義社会をサバイバルする技術、資本主義に絡め取られない生き方とは? 

著者紹介

池上 彰(いけがみ・あきら)
1950年長野県生まれ。ジャーナリスト・東京工業大学教授。慶應義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。2005年からフリーに。著書に『高校生からわかる「資本論」』(集英社)、『知らないと損する 池上彰のお金の学校』『増補 池上彰の政治の学校』『池上彰のニュースの学校』(以上、朝日新書)、『新・戦争論』(文春新書、佐藤優との共著)ほか多数。

佐藤優(さとう・まさる)
1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入社。著書に『国家の罠』(新潮文庫)『自壊する帝国』(大宅壮一ノンフィクション賞、新潮社)、『創価学会と平和主義』(朝日新書)、『新・戦争論』(文春新書、池上彰との共著)ほか多数。

目次

第1章 ピケティからマルクス
第2章 一冊の本が世界を変えた
第3章 マルクス主義先進国ニッポン
第4章 「イスラム国」とコミンテルン
第5章 女性が資本主義を支える?
第6章 わたしと『資本論
第7章 知性という最大の武器
第8章 さぁ、読んでみよう
<対談>トマ・ピケティ×佐藤優
<ブックガイド>『資本論』を読み解くための8冊