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「王統」から人類の歩みを追う新しい世界史!

「王室」で読み解く世界史

    宇山 卓栄  日本実業出版社

「王室」で読み解く世界史

「王室」で読み解く世界史

 

 内容紹介

「王室」がわかると世界がわかる! 

本書は現存する27の王室だけでなく、中国やロシアなど、古今の断絶した王室も解説し、世界各地の国の成り立ちから国民性、現代の複雑な世界情勢を読み解きます。なぜイギリス王室は残り、フランス王室は途絶えたのか。なぜ日本の皇室だけが“万世系"を守れたのか──。この本一冊で、全世界の王室の過去と現在がスッキリわかります! 

著者紹介

宇山 卓栄(うやま・たくえい)

1975年、大阪生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。代々木ゼミナール世界史科講師を務め、著作家。テレビ、ラジオ、 雑誌、ネットなど各メディアで、時事問題を歴史の視点でわかりやすく解説。近著に 『朝鮮属国史---中国が支配した2000年』(扶桑社新書)、『民族で読み解く世界史』、『王室で読み解く世界史』(以上、日本実業出版社)など、その他著書多数。

目次

はじめに

第1部 世界の王室を理解するために
Chapter1 「王」を理解しない人は無教養で悲惨である
Chapter2 なぜ、日本皇室だけが万世一系なのか

第2部 ヨーロッパの君主たち
Chapter3 王と皇帝、「似たようなもの」ではない!
Chapter4 いまでも残っている王室は誕生の背景から違う
Chapter5 「影の君主」、教皇とは何か

第3部 イギリス、フランス、オランダ
Chapter6 イギリス王室の血統をさかのぼる
Chapter7 なぜイギリス王室は残り、フランス王室は消えたのか
Chapter8 『夜警』の国オランダはいつ王国になったのか

第4部 スペイン、ベルギー、ドイツなど
Chapter9 スペイン王室は太陽王ルイ14世の子孫
Chapter10 イギリスの都合で生まれたベルギー王室
Chapter11 王室の熾烈な生き残り競争、ドイツ・イタリア

第5部 北ヨーロッパ、東ヨーロッパ
Chapter12 意外な人が王室の祖、北欧王室のルーツ
Chapter13 ロシアに受け継がれる皇帝専制主義のDNA
Chapter14 東欧・南欧、ヨーロッパの複合民族王国

第6部 中国
Chapter15 孟子は「君主を変えられる」と言った
Chapter16 なぜ中国は皇室を残さなかったのか

第7部 朝鮮
Chapter17 日本は朝鮮王朝を終わらせる汚れ役をさせられた
Chapter18 切っても切れない朝鮮王室と日本の縁

第8部 東南アジア、インド・中央アジア
Chapter19 資産保有ランキングの1位・2位は東南アジア王室
Chapter20 ティムール帝国ムガル帝国はなぜ、「帝国」なのか

第9部 中東
Chapter21 民主化で揺れるアラビア半島の君主たち
Chapter22 ムハンマドの末裔がつくった現代のアラブ王国
Chapter23 スルタンやシャーはなぜ、消えたのか

第10部 アフリカ、アメリ
Chapter24 なぜ、アフリカには3つの王国しか残らなかったのか
Chapter25 なぜ、アメリカは王を持たなかったのか

おわりに

参考文献