読書案内

お薦めの本を紹介します

社会を生き抜くための1冊

14歳からの社会学

  これからの社会を生きる君に

 宮台 真司  ちくま文庫  

14歳からの社会学―これからの社会を生きる君に (ちくま文庫)
 

 内容紹介

学校じゃ学べない「社会の本当」。読みやすくて、深い。これからの社会を生きるための教科書。

「これからの社会をどう生きればいいのか」―子どもたちも大人も不安を抱えている。そこで「社会を分析する専門家」である著者が、この社会の「本当のこと」を伝え、いかに生きるべきか、という問題に正面から向き合った。なぜ社会に「ルール」があるのか、「恋愛」と「性」、「仕事」と「生活」、「生」と「死」等の話題を、わかりやすく語った。子どもも親も、いっしょに楽しんでほしい1冊です。重松清氏、大道珠貴氏との対談と、ブックガイドを新たに附す。

著者紹介

宮台 真司(みやだい・しんじ)

社会学者。1959年仙台市生まれ。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。首都大学東京教授。社会システム理論専攻。著書に『終わりなき日常を生きろ』『増補 サブカルチャー神話解体』『人生の教科書[よのなかのルール]』『挑発する知』『14歳からの社会学』(以上、ちくま文庫)、『オタク的想像力のリミット』(監修・筑摩書房)、『日本の難点』(幻冬舎新書)、『「絶望の時代」の希望の恋愛学』(KADOKAWA)、『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』(幻冬舎)等多数。

目次

まえがき  これからの社会を生きる君に
1. 【自分】と【他人】 …「みんな仲よし」じゃ生きられない
2. 【社会】と【ルール】 …「決まりごと」ってなんであるんだ?
3. 【こころ】と【からだ】 …「恋愛」と「性」について考えよう
4. 【理想】と【現実】 …君が将来就く「仕事」と「生活」について
5. 【本物】と【ニセ物】 …「本物」と「ニセ物」を見わける力をつける
6. 【生】と【死】 …「死」ってどういうこと?「生きる」って?
7. 【自由】への挑戦 …本当の「自由」は手に入るか?
8. BOOK&MOVIEガイド …SF作品を「社会学」する
あとがき  いま【世界】にたたずんでいるかもしれない君に

用語集