読書案内

お薦めの本を紹介します

塩野七生の汲めども尽きぬローマ人への愛、『ローマ人の物語』が、カラー写真で楽しめる

塩野七生ローマ人の物語

           スペシャル・ガイドブック 

   新潮社出版企画部編  新潮社 

塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック

塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック

 

 

 内容紹介

ローマ人の物語』を100倍楽しく読むために。「全15巻ビジュアル総集編」登場。「塩野七生の散歩道」、「ロングインタビュー」特別収録。

 

二千年前に地中海全域を囲む大帝国を築いた古代ローマ人。その栄光と滅亡までの壮大なドラマを描いた大ヒット歴史巨編のビジュアル・ダイジェスト。全巻の読み所を美しい写真とともに紹介、さらに著者ロングインタビューや充実のコラム、美術館案内も収録した完全攻略ガイドの決定版です。本書を案内役に、魅力あふれる『ローマ人の物語』の世界へと出発しよう!

ローマ人の物語

塩野七生による歴史小説。「なぜローマは普遍帝国を実現できたのか」という視点のもと、ローマ建国から西ローマ帝国の滅亡までを描いている。本書は、歴史書として受容されることも多いが、この点について、複数の歴史学者から批判がなされている。

塩野七生(しおの・ななみ)

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006 年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008ー2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。2011年、「十字軍物語」シリーズ全4冊完結。2013年、『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』(上・下)を刊行。2017年、「ギリシア人の物語」シリーズ全3巻を完結させた。

目次

グラフ1 塩野七生の散歩道

さあ、ローマ人世界へ出発だ!
グラフ2 皇帝たちの愛した街

ティヴォリ、ラヴェンナ、コンスタンティノーブル


ビジュアル 全巻のハイライトシーンを再現。『ローマ人』シリーズが100倍楽しくなる

ローマ人の物語』を訪ねる


特別対談「この本には読者に提起している最大の問題があると思う。それをお聞きしたい」(粕谷)「神々」のご加護で、書き続けられた粕谷一希塩野七生


ロング・インタビュー カエサルの美学から、執筆スタイルまで、語り尽くした200分

なぜ、ローマ人は「寛容」だったのか? 塩野七生 聞き手・編集部


グラフ3 帝国の属州を歩く
グラフ4 “ローマ人”と友達になるための美術館巡り

年表ー138

ローマ地図ー130,162

初級ラテン語講座ー巻末

索引ー巻末

 

参考図書

塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック (新潮文庫)

塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック (新潮文庫)

 

 

ローマ人の物語 (1) ローマは一日にして成らず

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ローマ世界の終焉──ローマ人の物語[電子版]XV

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関連サイト

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2005/09/13 - 平成4年、第1巻「ローマは一日にして成らず」の刊行にあたって、《1年に1冊のペースで刊行し、15年で完結する》と“公約”した塩野さんは、この15年間、「ローマ人の物語」に専念、1年の半分を史料の精読、半分を執筆にあて、約束通りゴール ...