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昭和史の10大事件ー半藤一利X宮部みゆきー

   昭和史の10大事件

半藤一利 宮部みゆき 文春文庫

 

昭和史の10大事件 (文春文庫)

昭和史の10大事件 (文春文庫)

 

 

 内容紹介

昭和史回顧本の決定版。
『日本のいちばん長い日』『昭和史』などで知られる作家・昭和史研究家の半藤一利氏と、2.26事件に材をとった歴史ミステリー『蒲生邸事件』の宮部みゆき氏とが、「日本を変えた昭和の10大事件」は何かを選び、それがなぜ重大事件なのかを徹底討論!
2.26事件や新憲法発布から、半藤氏が参加しそびれたヘルシンキオリンピックゴジラ出現、果ては最初のストリップショーなど、議論は白熱、紛糾。
いった何が選ばれたのか。ご自身の昭和史と重ねてご覧ください。
付記としておふたりそれぞれの10大事件も掲載。

 

意外な顔合わせのお二人は、なんと東京下町の高校の同窓生(ただし30年違い)。宮部さんの歴史ミステリー『蒲生邸事件』の題材でもある二・二六事件から、東京裁判金閣寺焼失、第五福竜丸事件と『ゴジラ』、日本初のヌードショーまで!硬軟とりまぜザックバランに語った痛快対談。歴史探偵と作家の眼で「昭和史」が立体的に見えてきます。

著者紹介

半藤 一利(はんどう・かずとし)

1930(昭和5)年、東京生れ。東京大学卒業後、文藝春秋に入社。「週刊文春「文藝春秋」編集長、専務取締役などを経て、作家となる。1993(平成5)年、『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、1998年、『ノモンハンの夏』で山本七平賞を受賞する。2006年、『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』で、毎日出版文化賞特別賞を受賞。『決定版 日本のいちばん長い日』『聖断―昭和天皇鈴木貫太郎―』『山本五十六』『ソ連満洲に侵攻した夏』『清張さんと司馬さん』『隅田川の向う側』『あの戦争と日本人』『日露戦争史1』など多数の著書がある。

宮部みゆき(みやべ・みゆき)

1960(昭和35)年、東京生れ。1987年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。1989(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。1993年『火車』で山本周五郎賞を受賞。1997年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。1999年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、2002年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した。他の作品に『ソロモンの偽証』『英雄の書』『悲嘆の門』『小暮写眞館』『荒神』『この世の春』などがある。

目次

1 昭和金融恐慌
2 二・二六事件
3 大政翼賛会三国同盟
4 東京裁判と戦後改革
5 憲法第九条
6 日本初のヌードショー
7 金閣寺焼失とヘルシンキ・オリンピック挑戦
8 第五福竜丸事件と『ゴジラ
9 高度経済成長と事件―公害問題・安保騒動・新幹線開業
10 東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(宮崎勤事件)

参考図書

 

昭和史裁判 (文春文庫)

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戦後日本の「独立」 (ちくま文庫)

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