池上彰の未来を
拓く君たちへ
本書は、日本経済新聞朝刊の「池上彰の大岡山通信 若者たちへ」と題したコラムの連載をまとめて加筆したものです。
ジャーナリストの池上彰さんが、若い学生たちに向けてこれからの時代を正しく生き抜くために学ぶことの大切さを切々と説いています。
本書では、日本や世界に横たわる課題を平易な言葉でわかりやすく丁寧に解説しています。若者たちへ、教養の大切さを切々と訴えていて、心にしみます。グローバル化と経済問題、宗教問題、トランプ大統領の発言や、政策について、憲法問題、各政党など様々なことを述べています。
本書を読むと、若い人ばかりではなく、我々大人も、一生涯学び続けることが重要だということをひしひしと感じます。
内容紹介
今、何を学び、どう生きるのか時代を理解し、本質を見極めるために。あなたがあなたらしく生きるための、「学び方」・「働き方」・「生き方」池上先生と一緒に考えてみませんか。
「高校では知識を覚えることばかり……これで教養は身につくの?」
「受験勉強や部活に追われ、心の豊かさを見失っている」
「池上先生のように多くのテーマを考え話せるようになるには、どのようにアンテナを張ればいい?」
「最近は論文しか読んでいないんです……」 「大学を出てからも勉強したい」
「アメリカという国をどのように理解すればよいのでしょうか」
「日本企業の不祥事が相次いでいますが、経営は大丈夫?」
いま、国内外で不穏な空気と不透明感が広がる出来事が多く起こり、私たちの未来への不安は増えていく一方のように感じられます。
本書では、世界・日本で「いま何が起こっているのか」を若者たちの質問を交えてわかりやすく解説しながら、私たちはどうすればよいのか、時代を理解し物事の本質を見極めるための「学び方、働き方、生き方」を池上先生が一緒に考え、伝えていきます。
ジャーナリストと教育者、筆者が持つ2つの顔がうまく溶け合った悩める若者たち、未来を生きていく私たちへ贈る、池上彰の「生き方」講座。池上氏の温かなまなざしとメッセージが一冊に詰まった、日本経済新聞の朝刊・電子版の連載コラム「池上彰の大岡山通信 若者たちへ」の書籍化第4弾。
著者紹介
池上 彰(いけがみ・あきら)
ジャーナリスト。名城大学教授。東京工業大学特命教授。1950年長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。報道記者として、さまざまな事件、災害、消費者問題、教育問題を担当する。1994年から11年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年よりフリーになり、書籍やテレビ、選挙報道等でニュースをわかりやすく解説し、幅広い人気を得ている。著書に『池上彰のやさしい経済学』『池上彰の18歳からの教養講座』など多数。
目次
- 第1部 今日を生き抜く――働くこと、学ぶこと、生きること
第2部 明日を見極める――正しい情報を知り、考え、判断する
第3部 世界を読む――未来を見通す力を養う
第4部 日本を知る――直面する課題と向き合う
参考図書
別冊NHK100分de名著 読書の学校 池上彰 特別授業 『君たちはどう生きるか』 (教養・文化シリーズ)
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2017/11/25
- メディア: ムック
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関連サイト
公平な大学入試とは何か 池上彰の大岡山通信 若者たちへ - NIKKEI STYLE
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO36585200X11C18A0000001/
「君たちはどう生きるか」80年前の本が現在もなお支持されている理由を ...
https://www.mbs.jp/mbs-column/maetoato/archive/2018/05/10/011983.shtml