読書日記

お薦めの本を紹介します

生命はなぜ生まれたのか

    生命はなぜ生まれたのか

     地球生物の起源の謎に迫る
      高井 研  幻冬舎新書

専門家向けではなく、一般向けに書かれたといえ、難解な部分もありますが、文体がくだけた表現であり興味深く読むことができます。話は、現在の深海熱水活動域から40億年前の原始地球さらには宇宙空間へとおよび壮大なスケールとなります。難しいところは飛ばして、興味のある所だけでも読んでも得るものは有ります。

内容
オゾン層もなく、宇宙から有害光線が直接地表に降り注ぐ、40億年前の原始地球。過酷な環境のなか、深海には、地殻を突き破ったマントルと海水が化学反応を起こし、400度の熱水が噴き出すエネルギーの坩堝があった。その「深海熱水孔」で生まれた地球最初の“生き続けることのできる”生命が、「メタン菌」である。光合成もできない暗黒の世界で、メタン菌はいかにして生態系を築き、現在の我々に続く進化の「共通祖先」となりえたのか。その真理に世界で最も近づいている著者が、生物学、地質学の両面から、生命の起源に迫る、画期的な科学読本。
目次

第1章 生命の起源を探る、深海への旅
第2章 地球の誕生と、生命の誕生
第3章 生命発生以前の化学進化過程
第4章 生物学から見た生命の起源と初期進化
第5章 エネルギー代謝から見た持続的生命
第6章 最古の持続的生命に関する新仮説
最終章 To be continued