読書日記

お薦めの本を紹介します

心はどのようにして誕生したのか

     心の起源

     生物学からの挑戦
    木下清一郎 中公新書

生物学の知見により、「記憶」を重要な要素として、「心とは何か」をアプローチするという内容になってます。また、本の構成上も工夫がなされてます。各章の冒頭に暗示的なブロローグがあり、各章末尾には、その章の「まとめ」があり、理解しやすくなってます。

内容

心はどのようにして誕生したのか。この難問を解くキーワードは「記憶」。記憶を持つことで過去と現在の照合が可能となり、それまで瞬間のみを生きてきた生物が時間と空間を獲得した、と著者は仮説を立てる。さらには快・不快という原初の感情が芽生え、物事の因果関係を把握することで、本能によらず自らの意志で行動する自由を得たー。これまで人文科学の領域とされてきた「心」に、生物学の観点からからアプローチを試みる。

目次

第一章 問題のありか

第ニ章 心の原点をたずねる

第三章 「世界」とは何か

第四章 心の働く場

第五章 心の世界を覗きみる

第六章 心の未来はどうなるか