『夜と霧』ビクトール・フランクルの言葉
諸富祥彦 コスモライブラリー
内容紹介
ナチス収容所を生き延びた精神科医の152のメッセージ
ナチスの強制収容所における体験を綴った名著『夜と霧』の著者であり、「生きる意味」を見出していく心理療法、実存分析(ロゴセラピー)の創始者である
ビクトール・フランクルが読者に熱く語りかける「魂」を鼓舞するメッセージ。
ビクトール・フランクル
1905年、ウィーンに生まれる。ウィーン大学卒業。在学中よりアドラー、フロイトに師事し、精神医学を学ぶ。第二次世界大戦中、ナチスにより強制収容所に送られた体験を、戦後まもなく『夜と霧』に記す。1955年からウィーン大学教授。人間が存在することの意味への意志を重視し、心理療法に活かすという、実存分析やロゴテラピーと称される独自の理論を展開する。1997年9月没
著者紹介
諸富祥彦(もろとみ・よしひこ)
1963年福岡県生まれ。1986年筑波大学人間学類、1992年同大学院博士課程修了。英国イーストアングリア大学、米国トランスパーソナル心理学研究所客員研究員、千葉大学教育学部講師、助教授(11年)を経て、明治大学文学部教授。教育学博士。世界を変えるため、時代の精神(ニヒリズム)と「格闘する思想家・心理療法家」(心理カウンラー)。著書に、NHK「100分で名著」ブックス フランクル 夜と霧、知の教科書 フランクル(講談社選書メチエ)、悩みぬく意味(幻冬舎新書)、あなたがこの世に生まれてきた意味(角川SSC新書)ほか多数あり。
目次
1 強制収容所での体験
2 愛することについて
3 生きることの「むなしさ」について
4 人生の「苦しみ」について
5 生きる意味について
6 仕事について
7 幸福について
8 時間と老いについて
9 人間について
10 神について
11 生きるのがつらい人へ―心理療法的助言と苦しみへの対処法