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いまの日本はどうやってつくられたのか?ー半藤一利の昭和史 戦後篇ー

     昭和史

1945~1989 戦後篇

 半藤一利 平凡社

 

 内容紹介

授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛を博した「昭和史」シリーズ完結篇。焼け跡からの復興、講和条約、高度経済成長、そしてバブル崩壊の予兆を詳細にたどる。世界的な金融危機で先の見えない混沌のなか、現代日本のルーツを知り、世界の中の日本の役割、そして明日を考えるために。毎日出版文化賞特別賞受賞。講演録「昭和天皇マッカーサー会談秘話」を増補。

著者紹介

半藤 一利(はんどう・かずとし)

1930(昭和5)年、東京生れ。東京大学卒業後、文藝春秋に入社。「週刊文春「文藝春秋」編集長、専務取締役などを経て、作家となる。1993(平成5)年、『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、1998年、『ノモンハンの夏』で山本七平賞を受賞する。2006年、『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』で、毎日出版文化賞特別賞を受賞。『決定版 日本のいちばん長い日』『聖断―昭和天皇鈴木貫太郎―』『山本五十六』『ソ連満洲に侵攻した夏』『清張さんと司馬さん』『隅田川の向う側』『あの戦争と日本人』『日露戦争史1』など多数の著書がある。

目次

天皇マッカーサー会談にはじまる戦後―敗戦と「一億総懺悔」
無策の政府に突きつけられる苛烈な占領政策GHQによる軍国主義の解体
飢餓で“精神”を喪失した日本人―政党、ジャーナリズムの復活
憲法改正問題をめぐって右往左往―「松本委員会」の模索
人間宣言公職追放そして戦争放棄共産党人気、平和憲法の萌芽
「自分は象徴でいい」と第二の聖断―GHQ憲法草案を受け入れる
東京裁判」の判決が下りるまで―冷戦のなか、徹底的に裁かれた現代日本
恐るべきGHQの急旋回で…―改革より復興、ドッジ・ラインの功罪
朝鮮戦争は“神風”であったか―吹き荒れるレッド・パージと「特需」の嵐
新しい独立国日本への船出―講和条約への模索
混迷する世相・さまざまな事件―基地問題、核問題への抵抗
いわゆる「五五年体制」ができた日―吉田ドクトリンから保守合同
「もはや戦後ではない」―改憲再軍備の強硬路線へ
六〇年安保闘争のあとにきたもの―ミッチーブーム、そして政治闘争の終幕
嵐のごとき高度経済成長―オリンピックと新幹線
昭和元禄の“ツケ”―団塊パワーの噴出と三島事件
日本はこれからどうなるのか―戦後史の教訓
昭和天皇マッカーサー会談秘話

 

参考図書

昭和史-1945 (平凡社ライブラリー)

昭和史-1945 (平凡社ライブラリー)

 

 

 

もういちど読む山川日本戦後史

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 関連サイト

昭和時代(戦後) - 歴史まとめ.net


http://rekishi-memo.net/showajidai/index2.html 
1926年12月25日から1989年1月7日まで。戦後の日本と経済復興に関して記述.
 
 
 

昭和史研究の第一人者が決意の激白〜安倍首相の「歴史観」を問う ...


https://gendai.ismedia.jp/articles/-/44288 
太平洋戦争で日本がおかした根本的な3つの錯誤とは何か? 昭和史研究の第一人者・保阪正康さんは、現在安倍政権が進める安保政策についてどう考えているか? 「戦後70年にこれだけは言い残しておかなければならない」と決意の激白。

 

『昭和史 戦後篇』 を読んで - Chikirinの日記


https://chikirin.hatenablog.com/entry/20150729 
2015/07/29 - 今日は下記の本を読んで学んだ「戦後の歴代首相がやってきたこと」をまとめておきたいと思います。 昭和史 戦後篇 1945-1989 (平凡社ライブラリー)posted with amazlet at 15.06.01半藤 一利 平凡社 売り上げランキング: ...